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2008年03月01日
社員食堂第十八回:Marvell 本社キャンパス
社員食堂訪問レポートもとうとう十八回を迎えました。シリコンバレーで18社の社員食堂で食事をした人もあまりいないのではないでしょうか。今回は、サンラクララのMarvell本社キャンパスにお伺いしてきました。Marvellというと半導体業界の人なら知らない人はいない大企業ですが、一般の人の間ではあまり名前が知られていないかもしれません。うちの美人秘書も237から見える大きなMarvellのビル郡を見て「あれ、何の会社」なんて思っていたクチです。Marvellは半導体メーカで、電子機器の内部で様々な機能を制御するプロセッサを開発しています。ハードディスクのプロセッサチップでは圧倒的なシェアを誇るほか、最近ではiPhoneのBluetoothチップやPSPのWifiチップなども提供しています。表には見えないもののほとんどの家庭にMarvellのチップが搭載された電子機器があるわけです。
101を超え、Great Americaを通り過ぎしばらく行った左側の元3Com キャンパスがMarvellの本社です。駐車場に車を停めて受付に入るとまずそのバブリーな豪華さに驚かされます。鮮やかな色の熱帯魚が泳ぐ壁一面の巨大水槽、無駄に広い受付に置かれたヴェルサーチの数百万円のソファセット。バブル全盛期のシリコンバレーそのままでここだけまだバブルがはじけていないかのようです。
こんなMarvellに編集長を招待してくださったのは、アプリケーション開発を担当しているエンジニアのSさんです。Sさんは地方版を読んで、「是非うちの社員食堂にも」とメールを下さいました。こうした読者のみなさんのご協力でこの企画は支えられています。ありがたいです。
Marvellがバブリーなのは受付だけではありませんでした。なんと、Googleだけかと思っていた「全品食い放題無料」です。社員食堂にレジというものがありません。中華から、イタリアン、ハンバーガー、サラダバー、エスニックまで何を選んでいくら食べても無料。スタバなみのコーヒースタンドで何を飲んでも無料。朝食も無料、夕食も無料。その気になれば三食社員食堂で平日食費ゼロ生活も可能です。
無料だからといって、キャフェのメニューも手を抜いてはいません。写真はメインのキャフェの今日の各コーナーのスペシャルです。
手前から:
チキンサラダのボウル(サラダバー)
ハラペーニョとサワークリームのソフトタコス(ベジタリアン)
スローローステッドBBQポークのサンドウィッチとコールスロー(グローバル)
インディアンベルペッパーとチキンのホワイトカレーソース、ココナツライス(クラシック)
上海風野菜炒め、豆腐と白菜、ブロッコリの炒め物、ラムのシチュー、スパイシーチキン(中華)[写真]
このほかにもヌードルやタコス専門のキャフェが別棟にもあり、一日三食社員食堂で済ませても飽きることはなさそうです。いえ、無料のランチに飽きるなんて贅沢できません。
Marvellが無料で社員に提供しているのは食事だけではなく、本格的なトレーニングジムから、フィットネスクラブまで参加自由でもちろん無料。これで、馬鹿でかいキャンパスを移動するためにセグウエィが置いてあれば半導体業界のグーグルと呼んでもよかったところです。こうして快適な職場を作ることで、優秀な社員を集め、定着率を高めて会社が競争力を高めてゆくのですね。
今回、編集長がいただいたのは、Sさんお勧めの中華コーナー”Pacific Rim"から、「中華お好み定食全部のせ」と付け合せにジャガイモの煮付けを頂きました。オイシカッタ。
今日のメニュー:
上海風野菜炒め $0
豆腐と白菜、ブロッコリの炒め物 $0
棒々鶏(バンバンジー) $0
ライス $0
ジャガイモの煮付け $0
チャイニーズブレックファストティー $0
カプチーノ $0
(全部無料)
ご馳走様でした
投稿者 Editor : 2008年03月01日 22:31
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