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2004年05月14日
第十二回 KPMGシリコンバレーオフィス
今回は社員食堂シリーズで初めて非ハイテク企業である会計事務所、KPMG のシリコンバレーオフィスへお邪魔してきました。 実はここの社員食堂、「本当にショボいっすから」と何度か断られていたのですが、「本当にショボかったら、番外編ショボい社員食堂で紹介しますから」と無理にお願いしてお伺いしたのですが、結果は・・・「普通」でした。 どうも皆さん自社の社員食堂を謙遜しすぎるのか、または編集長の基準が低すぎるのかわかりませんが、KPMGの食堂は至って普通。 日本の学食、社員食堂と比較したら全然格が上といった感じです。 日本の大学のキャンパスにこの食堂をそのまま持っていったら、学生の人気ナンバーワンになるかもしれません。 少なくとも編集長の母校にはこんなちゃんとした飯をだす食堂はありませんでした。
これまで、オラクル、グーグル、アップルとレベルの高い食堂を最初に紹介しすぎたせいで、みなさんなにか勘違いをされているようですが、所詮社員食堂ですよ。 5ドル前後で忙しい社員が昼飯を済ませる場所にあまり多くを期待するのは間違いです。
と、いうわけで今日もちゃっかりよその社員食堂でおいしくランチを頂いてきました。 KPMG は 1987年、ピート・マーウィック・インターナショナル(PMI)とクラインベルド・メイン・ゲーデラー(KMG) が合併して生まれた国際規模の会計事務所で世界150ヶ国に事務所を持っています。 今日お邪魔したシリコンバレーオフィスでは約400人のスタッフがシリコンバレーの企業の税務、会計をサポートしています。 KPMGは世界中にオフィスを持ち、各国の税務システムに精通しているため、ボーダレス時代の多国籍企業の会計処理をグローバルな視点からサポートできるのが特徴となっています。
KPMGのシリコンバレーオフィスには軽食を取ることができる喫茶コーナーと朝食と昼食を提供する食堂があります。 社員食堂は、たしかにサイズはこじんまりとしていましたが、サラダバー、サンドイッチバー、グリル、オーヴン、パスタ等のコーナーから自分の好みのメニューを選べるなど、内容は他の社員食堂に引けをとらず、単価も3~4ドル台が中心となっていました。 お昼時にお邪魔したのですが、マウンテンビューのダウンタウンに近いという土地柄のせいか、社員食堂を訪れる社員の方は少なく、食堂で昼食を取っていたのは他に3組程度でした。
今回頂いたのは、Grecco's Oven のコーナーから Grilled Mediterranean Flatbreads です。 これは薄いピザ生地でグリルした野菜をはさんだヘルシーな地中海料理です。 この他、本日のスープから野菜のパンプキンスープを頂きました。 プラスチックのプレートと食器はちょっとチープな印象がありますが、料理の方は手抜きは感じられません。 本日も美味しく完食させていただきました。
今回食堂をご案内いただいたのは、日本から駐在で来られている宮原雄一さんです。 宮原雄一さんは主にシリコンバレーの日系企業を対象に米国での法人税務処理のサポートを行なっています。 会計事務所で日本から駐在というと不思議な感じがしますが、日本との連結決算や本社子会社関係にあるシリコンバレーの日系企業では、日米両国の税制に精通してかつ、ただでさえ分かりにくい税制システムを日本語で分かりやすく説明しサポートできる会計事務所と担当者へのニーズが強く、宮原さんは日本にいたころ同様に残業と休日出勤が多いというほどお忙しいそうです。
本日のメニューから:
Grilled Mediterranean Flatbreads $3.79
Today's Soup (small) $1.85
Drink $.30
ご馳走様でした。
投稿者 Editor : 2004年05月14日 19:47
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