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2005年02月16日
第十四回:Cadenceサンノゼ本社キャンパス
全世界で4000人余、シリコンバレー本社キャンパスだけでも2000人の社員の働くケイデンス社では、主に半導体の設計に必要なソフトウエアやエミュレーションを行なうハードウエアを開発、販売しています。 パソコンから携帯電話まで、いまやほとんどの家電製品にその中枢として使用されている半導体チップの設計に不可欠な開発環境を、トータルで提供している会社で業界シェアナンバー1です。世間にある一般消費者向け電化製品の90%にはCadence社のソフトウエアが製造工程のどこかで使われているそうです。 消費者に直接製品を提供しているわけではありませんが、製品や会社の社会への貢献度が高く、フォーチューン誌の "America's Most Admired Companies" Top10に 2003, 2004年と続けて選ばれています。 シリコンバレーの「シリコン(半導体)」たる所以みたいな部分ですね。
南さんはこのケイデンス社でセールスディレクターとしてお勤めされています。 今までシリコンバレーて働く多くの優秀な日本人エンジニアにお会いする機会がありましたが、営業部門でアメリカ人の部下を統括し日本人が活躍されているというのはなんか嬉しいですね。 南さんは、「アメリカで働きたい」という強い意志の元、一年間アメリカのビジネススクールに通い、技術職から見事に営業職に転換され、希望通りアメリカでの就職を実現されたそうです。 南さんのお話があまり興味深いのでつい、本来の食堂の取材がおろそかになってしまいました。
ケイデンス本社キャンパスにはビルディングが10棟あり、キャフェは二箇所あります。 南さんは普段は外食かご自宅でランチだそうですが、今回は両方の社員食堂を案内していただきました。 最初に訪れた社員食堂では、本日のインド料理ランチ(写真)を頂きました。 今回目新しかったのは、食堂に入っている業者がいままで他の社員食堂で見たことのない、Guckenheimerという業者だったことです。 これは、少し今までと違ったランチにありつけるかな? と期待したのですが内容のほうは他の2社とさして違いありませんでした。 サンドイッチコーナー、パスタ、サラダバーなどから好きなランチを選ぶ一般的社員食堂です。 ただ、普通社員食堂だと大衆受けする無難な味付けになりがちですが、今日のタンドリーチキンとソースはかなりインディアンな味付けでした。 編集長的にはオッケーでしたが、これだと苦手な人もいるんじゃないかな。
ケイデンスでは社員食堂のほか、ユニークな社員サービスとして、無料コンシェルジェサービスがあるそうです。 これは、社員が「結婚記念日に花束とディナーの予約を」とか「来月の家族旅行のホテルと飛行機の手配を」なんてリクエストをすると忙しい社員の代わりに手配を代行してくれるサービスで、無料で自由に使えるそうです。 他の会社にもあるのかもしれませんが、これはなかなか嬉しいサービスですね。
2箇所目のカフェではランチタイムを大幅に過ぎていたため、ほとんど閉店準備状態だったのですが、無料のホットティーを頂きながら、南さんとアメリカの公立学校の教育事情についての話で熱く盛り上がってしまい、気がついたら2時半でした。 お仕事中、随分長いことお時間を割いていただきありがとうございました。
今日のメニュー
インディアンランチスペシャル(タンドリーチキン、ライスとナンの定食) $5.25
アイスティー $0
ホットティー $0
ご馳走様でした。
投稿者 Editor : 2005年02月16日 19:09
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