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2009年06月11日
インタビュー:アメリカでの大学進学の現状
MACS Career & Education の原田誠さんに、日本人学生のアメリカでの進学についてお話をお伺いしてきました。
三育学院で定期的に開催されている無料進学セミナーを受講した際に、アメリカで日本人を対象に進学コンサルティングを行っているという原田さんに興味を持ち、一度お話をお伺いしたいと思っていたところ、三育学院の吉田栄一校長先生のお取り計らいでインタビューの機会を設けて頂きました。

ー原田さんの経歴
神奈川県横浜市出身。三菱総合研究所コンサルタント勤務時に科学技術庁の21世紀の日本を支える情報科学技術分野の政策立案プロジェクトに携わり、世界で通用するグ ローバルな人材の育成に興味を持つ。2000年に渡米し国際社会で活躍する人材の 育成をめざし、アメリカで学ぶ日本人学生の進学を支援するマックスキャリアをテキサス州に設立。2004年末からはカリフォルニアに拠点を移し、全米の日本人の中高生の進学コ ンサルティング及び就職活動のサポートなどを行っている。
【略歴】
筑波大学大三学群基礎工学類卒業(物質分子工学専攻)
フロリダ大学ウォリントン経営大学院MBA修了(国際マネジメント専攻)
ー日本とアメリカでの大学進学の違いについて
日本では大学進学の段階では卒業後のキャリアは明確になっていない事が多く、 文系や理系といった選択はあっても、高校生の段階から将来の職業を意識して進路を選ぶケースはまだ少ないようです。アメリカでは、キャリアについて明確な目標があり、将来自分の目指す目標を実現するために必要な教育が受けられる大学や専攻を選ぶという点が大きく異なります。
アメリカの大学は、大学ごとに教育のシステムが大きく異なるため、自分の学習スタイルに合った大学を選ぶことが、とても重要です。日本やアジア系の保護者の中には、「とりあえず良い大学に入れておけば安心」と言った認識を持たれている方もいらっしゃいますが、「誰にとっても良い大学」というのはありません。生徒だけでなく保護者の方も、日本とアメリカの大学進学の違いをしっかり理解することが大切です。
ーアメリカで学校に通った経験の無い親としては、子供のサポートも難しいですね
若い内から子供の進路を決定付けてしまうことについて、子供達以上にご両親が不安を持たれることが多いようです。日本式の「本当にやりたい事が見つかったときに潰しがきくように」といった考え方で「有名校、名門校、国公立校」を目指してしまうケースが目立ちます。アメリカの進学、就職のシステムを良く理解し、お子さんの興味、適性、志望を良く理解し、正しい進路へ進めるようにサポートしてあげることが大事です。
ーでも、高校生ではまだ本人も将来何になりたいかがはっきりしていない事のほうが多いのではないでしょうか
全く方向性が定まっていない状態では、大学選びもままなりませんが、たとえひとつに絞ることができなくても、ある程度の方向性を見出すことはできるはずです。私のコンサルティングでは、生徒とのインタビューや適性診断などを通じて、潜在的に持っている興味や夢を引き出す事を慎重に時間をかけて行います。最初は自覚がなくても、繰り返しインタビューをしていると、生徒が関心のある分野、強く惹かれる分野が徐々に見えてきますので、そうしたら更に、その分野での様々なキャリアのオプションを見せて行くと、生徒のなかでもぼんやりとしていた目標がだんだんとはっきりしてきます。
ー「後で考えたらやっぱり違った」というケースもあるのでは?
もちろん、高校生の時に決めた進路が最終決定になるわけではありません。アメリカでは大学入学後でも専攻を変更することもできますし、必ずしも大学での専攻に直結した職業につかなければならない訳ではありません。ただ、高校生の段階で自分が何に興味があり、どうなりたいのかをはっきりと自覚させることは、進学や勉強へのモチベーションを付けるためにも重要です。親から「良い大学に入るためにテストのスコアを上げなさい」と押し付けられるのと、「自分のなりたい映画監督になるには、あの大学のあのコースで勉強するのが自分にとってベストで、そのためにはこの科目をもう少し頑張る必要がある。」というのでは本人のやる気も大きく異なるでしょう。
ー進路指導は学校でも見てくれませんか?
残念ながら学校の進路カウンセラーは人材不足が厳しく、カリフォルニアの公立学校では生徒986人に対して一人のカウンセラーしかいません。これは全米平均の半分にも及ばず、全州でもワースト2位です。1000人の生徒を見るカウンセラーが一人一人の適性や志望について親身になってカウンセリングする事は難しいのが現状です。学校や本人の実績のために、安易にUC(州立カリフォルニア大学)への進学を進めるカウンセラーも目立ちます。
ーUCというと、UCバークレーや、UCLAなど公立で学費も安くレベルが高いというイメージがありますが
日本と違って公立大学が私立よりも優れているという事はありません。日本では、公立大学があり、それを補う形で私立大学が存在するイメージがありますが、アメリカは逆です。特に昨今の財政難の影響を強く受けている州立大学では、州からのファンドが大幅に減少し、ここ十数年で授業料が倍近くなっているにもかかわらず、UCの生徒一人当たりにかける教育費は2割も減っています。予算削減の影響を最も受けているのがアンダーグラジュエイト(学部生)の教育です。UCのような研究系の大学では、大学院の教育や重要なリサーチなどが優先されます。
ーそれでも私立の学費よりは安いですよね
奨学金や様々な支援プログラムを受ける前の授業料で比較するとそうなります。しかし、多くの大学では様々な奨学金や支援プログラムを用意しており、奨学金などの支援を受け、学費の負担を少なくして私立大学に通う道はたくさんあります。
ーアフォーダブルかどうかで大学を選ぶのではなく、行きたい大学を先に決めればなんとかなるということでしょうか
もちろん大学選びをする中でコストは重要な要素ではありますが、それよりもまず、自分に合った大学を見つけることが先です。本当に自分に合った大学が見つかり、大学も自分を評価してくれているのであれば、大学も積極的に支援をしてくれるはずです。
ー予算や成績から大学を選ぶのではなく、はじめに志望大学ありきでそれから予算、成績の心配をすれば良いということですね
ー先日、アジア人にとって一部の大学の入学が難しくなるという話を聞きましたが
2012年(2011年秋アプライ)から実施されるUCの新しい入学審査基準では、SAT Subject Test (SAT-II) のスコアが不要となります。こののことですね。アメリカの大学の多くが採用している共通試験、 SATには、Reasoning Test (SAT-I)とSubject Test(SAT-II)があります。 SAT-IはReading, Writing, Mathの三つのセクションがあり、SAT-IIには、英語、歴史、外国語、社会などの細かいサブジェクトに別れています。これまで、UCでは、SAT-Iのスコアだけでは学生の学力を評価するのに不十分であるとして、SAT-IIのスコアの提出も要求していました。ところが、SAT-IIの外国語には日本語、韓国語、中国語などが含まれている事や、より多くのアジア人がSAT-IIでよい成績をだすために、入学者のアジア人比率が年々大きくなり、カリフォルニア州の人口比率とかけ離れたものになってしまいました。そこで、UCでは2012年からSAT-IIの採用を止め、SAT-Iだけを見る事になりました。
ーアジア人にとってUCを目指すのは不利になって来たという事ですね。
他にも、カリフォルニアでは受験生の人口が増加しているのに、UCの受け入れ生徒数は削減されているなど、UCを目指すアジア人にとっては厳しい状況になっています。
ーそこまでして頑張って入っても、予算減で授業のクォリティも下がってしまっているとなると、UCはあまりおすすめではありませんか
UCの各大学は研究系の大学として高い評価を得ているので、大学院でUCを目指すのはとても良い選択だと思いますが、学部で進学するのは、慎重に検討すべきだと思います。UCに入れる学力があれば、もっと質の高い教育が受けられる私立大学はいくらでもあるでしょう。ただ、自分の進路や適性、相性などを総合的に検討した結果選んだのがUCならば、条件が厳しくてもチャレンジするべきでしょう。
ー次回の進学セミナーのテーマの一つに、「アドミッションの双方向化」とありますが
従来の、大学はアプリケーションを受け取ってからアドミッションを行うという一方向のアドミッションから、大学側からも積極的に生徒を選ぶ双方向のアドミッションに変わりつつあります。インターネットのソーシャルネットワークサービスを利用したリクルーティングも普及が進んでいます。双方向化が進むと、大学にアプライする前から、すでにアドミッションが始まっている場合があります。学生も、アドミッションの双方向化に対応し、大学から「見られる準備」を進めることが大切になってきます。また、一歩進んだ学生は、アドミッションの双方向化をうまく活用して、自分を売り込むこともできます。
ー大学進学について色々な変化が起きていますね
経済危機や不安定な社会情勢の影響で大学進学も大きく揺れ動いています。この中で進学を迎える生徒さんはどんな変化にも対応できるように、「大学にとっての自分の価値」を高めることが大切です。また、保護者の方はアメリカの進学システムをよく理解し、常に情報をアップデートしてお子さんをサポートしてあげる事が必要です。マックスキャリアでは今後もウエブサイトや無料セミナーを通じて、最新の情報を日本人の皆さんに提供して行きます。進学を控えたお子様をお持ちの保護者の方は、是非6月21日に三育学院で開催される無料セミナーに参加してください。


はずさない進学セミナー
日時: 6月21日(日)10:00am~12:00pm
場所: 三育学院サンタクララ校 メディアセンター
講師: マックスキャリア&エデュケーション代表 原田誠先生
参加費:無料(お誘い合わせの上ご参加ください)
申込: 参加申込はオンラインで www.saniku.org

いま、ここアメリカで学校に通っている子供達のほとんどは、自分の意志ではなく親の都合でアメリカに連れてこられたのではないでしょうか。都合を押し付けた親としては、子供の教育や進路についてしっかりサポートする責任があると思います。しかし、自分自身もアメリカの学校に通った経験がない立場で適切なサポートと助言を与えるのは難しいのも事実です。
そこで、進学や教育について相談でき、信頼のおけるカウンセラーを持つ事は親子ともにとても大切だと思いました。
地方版では今後も、アメリカでの教育にフォーカスして情報を発信して行きたいと思います。
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2009年06月11日
明日でアナログ放送が終了

本来今年の2月で終了するはずだったが、コンバーターの引換券が不足していたなどの理由でオバマ政権により延期されていた地上波アナログ放送だが、明日金曜日を最後に打ち切りとなる。ベイエリアでも、2月以降アナログ放送を続けていた、KNTV(11CH), KSTS(48CH)が明日の正午でアナログ放送を停止するほか、KICU, KOFY, KCNS, KQET, KFTYも午後11時で放送を終了する。現時点で、地上波をアンテナで受信し、アナログテレビで視聴している家庭では明日以降はデジタルコンバーターを利用するか、デジタルチューナー搭載のテレビに買い替えないとテレビを見る事ができない。ケーブルテレビや衛生アンテナを使用している場合は、現在のまま視聴できる。
デジタルコンバーターは約40ドルで家電店で購入が可能で、購入には申請すれば政府から40ドルのクーポンが支給される。
TV Converter Box Coupon Program Website

アナログ放送終了の瞬間を録画して記録しようかと思ったけど、同じ事をしてYouTubeに上げる人が全米で1万人位いそうだからやめた。ケーブルないから一応室内アンテナはあるんだけどね。
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2009年06月11日
珍しい「コギクザメ」、モントレー水族館で15時間だけ展示後海に返す

モントレー湾で世界的にも珍しいコギクザメ(Prickly shark)が保護され、昨日館内の大型水槽に移されたが、暴れて落ち着く様子が見られなかったため、飼育を断念し電子タグを付けて湾に戻された。
コギクザメが飼育されたのは過去に一例だけあるが、やはり1週間で海に返されている。
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2009年06月11日
カリフォルニア、医療用マリワナを連邦にも認めさせる決議案
カリフォルニアでは、1996年のProposition215 (Compassionate Use Act)で、医療用に限りマリワナの栽培、服用が認められているが、連邦法ではマリワナは違法となっているため、カリフォルニアの医療関係者やマリワナが処方されている末期AIDS患者などは、連邦政府から逮捕される危険を持っている。実際にこれまでにも連邦政府がカリフォルニア州の医療用のマリワナ栽培所などを強制捜査するケースがあった。この問題について、カリフォルニア州上院議員で民主党のMark Lenoは、連邦政府にカリフォルニアの医療用マリワナへの介入を止めさせる決議案を提案した。この決議案については州上院で今月末までに公聴会を開き、早ければ来年の住民総選挙で投票となる可能性が出て来た。

日本だと所持しているだけで廃人扱いですが、所変われば医療用として合法なんですから不思議なもんですね。
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2009年06月11日
サンタクルーズの木製ローラーコースター、今年で85年目
サンタクルーズのボードウォークの名物、木製ローラーコースターのGiant Dipperが今年で1924年のデビューから85歳を迎える。ボードウォークでは今週土曜日には85周年を記念して花火が打ち上げられる。建設当時は第二次世界大戦が始まったばかりで、夜間は攻撃目標となるのを避けるため、遊園地の照明が規制されていた。Giant Dipper は1924年の5月17日に営業を開始、建設には5万ドルの費用と47日間が費やされた。この金額は、現在の物価に直すと約62万5千ドルと非常に安価に抑えられている。当時一回15セントだった利用料も、現在は4ドル50セントとなっている。

普通の家一軒分くらいの予算で85年も前に建てられたジェットコースターに乗るというのは、別の意味でスリル満点ですね。
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