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2004年03月31日

cafe7.jpg今回は社員食堂お邪魔企画シリーズ初の日系企業であるソニーのサンノゼキャンパスにお伺いしてきました。 本社キャンパスでは無いのも今回が初めてです。 「ソニー全体の本社は日本だしアメリカも本社もここではないからたいしたことはありませんが」と予め前置きがあったのですが、ちっとも他に引けを取らない充実の社員食堂でした。 日系企業だけに、「あじの開き定食」とか「さばの味噌煮」とか「漬物バー」なんて期待していたのですが、残念ながら特に和食にこだわったメニュー内容ではありませんでした。 聞けばこのキャンパスで働く約1000人の内、日本人は1割にも満たないそうで料理のメニューも多国籍です。

この社員食堂、Palm Court は朝から開いているので朝食も取ることが出来ます。 朝食メニューはパンケーキやソーセージ、オムレツなどの日替わりで $3.50。 ランチの方はお好みで、グリル、フィッシュ、オーブン、クラシック、グローバルアクセント、グローバルの6コーナーから日替わりメニューを選ぶかサンドイッチバーでお好みのサンドイッチをセルフで作ることが出来ます。 頂いてきた週間メニューを眺めていたら、明日のグローバルアクセントがとんかつでした。 残念。 金曜日には「弁当ボックス」もメニューに加わるようです。

今日頂いたのは、オーブンのコーナーからグリルド・ベジタブルとチェダーチーズのカルツォーネ。 編集長のような親父には「野菜炒めとチーズのピザ生地包み」と書いたほうがピンとくるかもしれません。 これにピザソースをかけて $5.25です。 メニューにVマークが付いていたので何かと思ったら、食堂のメニューにはそれぞれ V(ベジタリアン)、LF(ローファット)、LC(ローカーブ)と記号で記されていてダイエットに気をつけている人には親切な気遣いです。 

今回ソニーの食堂を案内して下さったのは、同社で取扱説明書などのドキュメント関連のプロジェクトを管理されている滝沢龍哉さんです。 駐在で日本から来られてもうすぐ3年になるそうで、最近では昼飯は家に帰って食べているそうです。 日本の本社には800人を収容する巨大社員食堂があるそうで、今度番外編として機会があったらお邪魔させて頂くことにしました。 日本とこちらの社員食堂で大きく違うのは、日本ではほぼ日本人だけを対象にメニューを用意すればよいが、ここでは多国籍、他民族の社員を相手にしなければいけないという点です。 限られたスペースと素材で多様な食文化に対応するのには限度があるため、特に日本以外のアジア系の社員の方は食堂のメニューでは満足できずに自宅からお弁当持参でレンジで暖めて食べている姿が多く見られました。

ソニーの社員食堂でもうひとつ他社と違っていたのは、食堂につけっぱなしのテレビが何台も置いてあることでした。 実際にテレビを見ながら食事をしている人はあまりいないようでしたが、日本の定食屋さんを思い出します。 あとは週間マンガでも置いてあれば完璧ですね。

滝澤さんに社内を案内してもらった後、帰りがけに入り口の横に1976年製のトリニトロンカラーテレビとベータマックスが置いてあるのを見つけました。 テレビはスイッチをバチンと入れてチャンネルをがちゃがちゃ回すとちゃんと絵が出ました。 世界初の携帯トランジスタラジオ、カラーテレビ、ウォークマン、プレステなど常に家電業界を引っ張ってきたソニー。 高品質な Made In Japan のブランドイメージを世界市場で築きあげたのもソニー。 気が付いてみると家中電化製品はソニーだらけなんて家も多いんではないでしょうか。 今後もどんな先進的でクールな製品が出てくるか楽しみです。

今日のメニューから

Grilled Vegetable and Cheddar Cheese Calzone $5.25
Drink (Iced Tea) $0.70

ご馳走様でした。


2004年03月26日

cafe6.jpgいままでお伺いした社員食堂はどこもそれぞれおいしかったし、そもそも編集長は味にはうるさいほうではないので格付けはしない方針で来たのですが、今回だけは例外です。 ズバリ、グーグル最強。 これまでにも、『社員食堂企画をやるならグーグルは外せない』とか、『グーグルで食べずにシリコンバレーの社員食堂を語る無かれ』、と噂には聞いていたのですが、実際おうかがいしてみて予想以上でした。 社員食堂に限らず、グーグルはびっくりすることが一杯です。

検索エンジンで有名な誰もがお世話になっている Google。 ドットコムバブル崩壊もどこ吹く風の急成長を成し遂げ、今一番シリコンバレーで活気にあふれていると言われる Google。 もうすぐIPOで投資家の注目の的ともなっている Google。 今回はそんな Googleのマウンテンビュー本社キャンパスを同社のサーバ製品の品質管理をされている、フェルナンド・ブラガンザさんに案内していただきました。 料理の鉄人シェフを雇っているとか、食材は全てオーガニックとか事前にいろいろ聞いていたので、今回は特にお腹をすかせてお邪魔したのですが、とても食いきれませんでした。

フェルナンドさんに案内されて食堂に入ると、すでに他の会社とはかなり違った空気が流れています。 その理由のひとつはテーブルの配置が他の社員食堂の4~5人掛けの丸テーブルとは異なり、学食のように長いテーブルが何本も並べられています。 そこで平社員からエグゼクティヴまで並んで食事をすることで普段関係のない他部署の社員とも交流が持てるようにとの配慮だそうです。 充実の社員食堂のせいで誰も外に食事に行く人はいないので食堂は大混雑、熱気に溢れている感じでした。

グーグルの食堂はアップル同様、外部の業者任せではなくすべて社内で運営されています。 従ってシェフのみなさんもお皿を洗っている人もみんなグーグル社員。 ストックオプションのおかげでうまく行けば数ヵ月後にはIPOでボロ儲け。 料理の内容もこだわりがあり、使用する食材は全てオーガニック。 グリルコーナーの魚は前の晩取れた魚をハワイから空輸したり、牛肉も最高級の契約農場から購入。 ボストンで活きのいいロブスターが取れた次の日はロブスタースペシャルがあったりと、すでに社員食堂の域を大幅に乗り越えています。 そして、なんともびっくりなのが、これが全部食べ放題で無料ということです。 ステーキ食おうが、ハワイから空輸された魚をグリルしてもらおうが、手作りのデザートもドリンクもみーんなタダ。 ちなみに丸いセラミックのお皿はちゃんと赤・青・緑・黄色とグーグルカラー。

どうりで何か違うと思ったら、レジ待ちの行列が無いんです。 みんなテーブルとフードコートを自由に行き来して、自分のお皿にこれでもかというほど料理を山盛りにしています。 中華、タイ、メキシカン、イタリアン、ハンバーガー、サンドイッチ、サラダ、グリル、スープバー、好きなところから好きなものを好きなだけ取ってそのままテーブルに運ぶ。 足りなければもう一ラウンド。 編集長もアジア系コーナーから中華、タイヌードル、インドカレー、ライスサラダなどを盛り付けてしまったら、もうお皿に他のものを乗せるスペースがなくなってしまいました。 んでもって旨い。 味音痴の編集長にもわかるほどうまい。 新鮮。 食べ終えて腹を擦っていると、「取材に来たのなら是非デザートも食べてゆけ」とテーブルで隣に座っていた女性エンジニアが勧めるので、もう一度戻ってカスタードタルトを貰ってきました。 これまた旨い。 彼女はグーグルで働き始めた最初の1年で15パウンドも体重が増えてしまったそうです。 聞けばそれはほとんどの社員が通る道だそうで、編集長もこんなところで働いていたら半年で体重が倍になりそうです。 とはいっても、食材も料理もヘルシー志向なので、慣れてくれば逆に外のファストフードよりずっと健康的とのこと。

食堂は夜も開いているので、熱心に残業する社員は夕食もここで済ませることができます。 中には一人暮らしで家に帰って食事をつくるのが面倒なので毎晩食堂で夕食をとってから帰宅する社員もいるそうです。

グーグルがすごかったのは社員食堂だけではありませんでした。 食事の後キャンパスを案内してもらったのですが、全てのビルの全てのフロアにスナックとドリンクのコーナーがあり、これももちろん無料。 また社内には共有スペースが贅沢に取られ、そこには卓球台やビリヤード台、ピアノなどがおかれています。 各ビルの1階にはセグウェイ置き場があり、キャンパス内の移動に自由に使っていいとか。 シアトルのマイクロソフトに行ったときもキャンパスの各所にピンボール台やアーケードゲームマシンが置かれていてびっくりしましたが、グーグルはその上を行っています。

これだけ恵まれた職場環境だとなかなか抜けられないようで、もちろんほとんどの社員はグーグルを愛する熱血社員なのですが、キャリアアップのステップとして数年のつもりでグーグルに就職したのに食堂に後ろ髪を引かれ止められなくなっているという人もいるそうです。 フェルナンドさんも「会社が社員を大事にしてくれるということや、快適な職場環境で仕事できることは素晴らしいが、数年いるとスポイルされているような危機感を感じることがある」と語っていました。 編集長だったら喜んでスポイルされちゃいますけどね。

本日のメニューから

ちょっとずつ色々 $0
カスタードタルト $0
ドリンク $0

ご馳走様でした。

◆関連記事
2007年09月12日 グーグル社員食堂はやっぱり最強だった
2007年09月13日 (美人秘書コラム)ググってきました
2005年05月18日 グーグル社員食堂からコック長が辞職


2004年03月25日

cafe5.jpg今回はクパチーノにあるアップルコンピュータ本社キャンパス内の社員食堂、Caffe Macs にお邪魔してきました。 ご案内頂いたのはマッキントッシュの日本語環境の発展に重大な役割を果たしている木田泰夫さんです。 今回のランチは木田さんの奥様と3歳になる娘さん、地方版からは美人秘書(別名カミサン)同伴で暖かい日差しの中テラスのテーブルでお食事を頂いてきました。 木田さんの奥様はシリコンバレーで子供を育てる母親と子供のコミュニティグループさくらクラブで発行されているニュースレターの編集スタッフをボランティアでやっていらっしゃいます。

実はこの企画でこれまでお伺いした各社の社員食堂は全て出入りの業者が運営するものでした。 同じようにアップルにも以前は業者が入っていましたが、スティーブジョブスがCEOに戻ってから社員食堂を自社運営に切り替え、会社の一部所として独立採算で運用されているそうです。 従って食堂で働くシェフのみなさんもみんなアップル社員。 メニューの内容にもジョブスが直接指示を出したりするそうです。  自社運営に切り替わってからメニューも充実し、それまでは外食していた多くの社員も社内の食堂を利用するようになったそうです。 石釜焼きのピザあり(とてもおいしいそうです)、サンドイッチバー、トルティアラップバー、スムージーコーナー、ハンバーガー、パスタなど内容がとても充実しています。 

その中でも和食好きで有名なジョブスのおかげで日本料理コーナーは充実していました。 寿司コーナーでは日本人のみどりさんと高橋さんがいて寿司を握ってくれます。 みどりさんはジョブスの指令でニューヨークまで蕎麦の修行にも行かれたそうです。 そんな蕎麦コーナーに今日のお目当てのメニューがありました。 某Hさんから

『Appleに行くならぜひ、Jobsは実はソバの味が分かってないことを如実にしめす「サシミソバ」を食ってきてください。後悔することまちがいなしです。』
とオススメ(?)されていた 「刺身蕎麦」 。 その名のとおり、冷たいかけ蕎麦の上にマグロやサーモンの刺身が並べられています。 どうやら、刺身は蕎麦のつゆにつけて食べるようです。 編集長は好奇心とネタのためにこの刺身蕎麦のメニューから色々なお刺身が少しずつ乗せられた「コンビネーション・ソバ」を選びました。 6切れのお刺身の乗せられた蕎麦とこちらで作られているオリジナルの麺ツユに大根おろしつきで10ドルでした。 これまでで価格面でも最高です。 独立採算でやりくりする以上、手間をかけたメニューはそれだけ価格に反映してしまうのでしょう。

美人秘書は刺身蕎麦に果敢にチャレンジする編集長を傍目に、トルティアラップコーナーへ。 4種類の中からほうれん草のトルティアを選び、チキン、ライス、レタス、ワカモレ、シラントロを入れてロールしてもらいました。 こっちはこれで5ドル。 編集長のソバの半額なのになぜか勝負をする前から負けた気分。 さらに美人秘書はスムージーコーナーでマンゴスムージをオーダ。 これは3ドル。 編集長の紅茶はタダだったので合計二人で18ドルになりました。

お味のほうですが、意外にも刺身蕎麦は編集長にとっては「オッケー」な味でした。 さすがに蕎麦と刺身は別々に食べましたが、ワサビと大根おろしの入った麺ツユにつけられえた刺身も悪くないもんです。 どうやら和食の心を理解していないのは、編集長もジョブスと一緒のようです。 この麺ツユですが、ソバを食べる人にはベジタリアンもいるという配慮からカツオダシはとらずに昆布だけでダシをとっているそうです。 成る程、一般のレストランとちがって様々な食の基準を持つ社員に対応するためには色々と大変な面もあるんですね。 またアップルの社員食堂では狂牛病直後に牛肉を使ったメニューの販売を一切中止し、新しく検査と管理の徹底した農場を見つけて初めて牛肉の取り扱いを再開したそうです。

食事の後、奥様同士は育児のネタなどで盛り上がり、木田さんにはアップルの事を色々教えてもらい、そして日本で住んでいたのがお互いかなり近所だったことがわかり、地元ネタでまた盛り上がり、気がついたら娘達を学校に迎えに行かなければならない時間になっていました。

本日のメニューから

コンビネーション・サシミソバ $10
トルティアラップ $5
マンゴ・スムージ $3
ドリンク $0

ご馳走様でした。

* アップル社は施設内での写真撮影を禁止しているため、事前に広報部に撮影許可を申し込んだのでいたのですが担当者と連絡がつかず当日になってしまったため、今回は施設の写真はありません。 後日許可が取れたらまた写真を撮りに行って来ようと思います。


2004年03月24日

ニュートラルな立場から判断をできる陪審員選びが難航しているピータソン裁判で、月曜日から始まった個人面接による2時審査でこれまでに5人が陪審員候補として最終審査に残された。 月曜日の審査では面接を行った13人のうち、一人しか審査を通過せずに、先行きが不安視されていたが火曜日の面接で新たに四人が加わった。 アンケートによる一時審査では召還された1000人から約700人がふるい落とされ、現在行われている面接審査ではさらに80人に絞込み、5月の最終審査で12人の陪審員を決定する段取りになっている。 一般市民に対して行われた調査ではベイエリアでは57%の人がスコットが犯人で死刑を受けるべきと考えており、カリフォルニア全体では68%となっている。
■■裁判では陪審員は双方から提出された証拠、証言を聞いて公平に判断を下さなければなりません。 したがって、裁判が始まる前からマスコミなどの情報によりスコットが犯人と決め付けてしまっている人は陪審員には不適合ということになってしまうわけです。


2004年03月24日

cafe4.jpg社員食堂企画も第四回を迎え、とうとうゴージャスランチにありつきました。 ビストロですよ、ビストロ。 社員食堂と呼ぶには申し訳ない風格。 明かりを落とした落ち着いたテーブルでローストターキーです。 これでテーブルの向こうに座っているのが妙齢のご婦人だったりしたら、ちょっと取材を忘れて昼間からワインでも傾けたくなるような雰囲気でしたが、残念ながらそうはいかず、無精ひげの良く似合うオッサン(失礼!)と愉快なお話に花を咲かせつつお昼を頂いてきました。
・・・・と、書こうと思ったら、下書きを読んだご本人から 『オッサンですか… ちなみにこの無精ひげ実は先週から生やしてまして。本当は、ナイスな若者なんですよ。:) (添付見てくださいね)妻には、この髭あんまり好評ではないのですが…”オッサン”なんて書いてあると、もう読んでくれなくなりますよ!!!”無精ひげのよく似合うオッサン同士で愉快な…”にしましょう』と、おひげさっぱり、イケメン写真が添付されたメールを頂きました。 奥様大変失礼しました。 お詫びして訂正します。 (^^ゞ

グレイトアメリカとグレイトモールを結ぶ Tasmanを走るとどこまで行っても右にも左にもCISCO、ゴールデンゲートブリッジを模ったロゴマークと同社の看板と薄茶色と薄緑を基調にしたビルが延々と続くのはご存知の方も多いのではないでしょうか。 おそらく、一箇所に集まったキャンパスとしての広さはシリコンバレーでも随一でしょう。 キャンパスと呼ぶよりシスコ村と呼んだほうがピンときます。 このシスコ村には全部で7つの食堂があるそうで、社員食堂シリーズのネタが尽きてきたらあと6回はシスコで引っ張れそうです。 な~んて書くと今回お忙しいなか案内してくださった金子さんに「いー加減にしてクレー」と言われそうなので内緒にしておきます。

この7つの食堂の中でも最もグレードが高いのが、「ビストロ」です。 ちょっと年配のいい感じのシェフが目の前で肉を切り分け、好みのサイドと共に盛り付けてくれました。 編集長はターキーにマッシュドポテトとほうれん草を頼んだのですが、生憎ほうれん草を切らしており、後からわざわざテーブルまでゆでたてのほうれん草を運んできてくれました。 お値段の方もそれなりで、ターキープレートが$6.25、パンが$0.65、ドリンク(紅茶)が25セントと、その辺のレストラン並のお会計となってしまいましたが、内容と雰囲気を引き算すればまだ割安感が残ります。 他の食堂ではもっと安価でランチが食べられるそうですから、どちらかというと「今日はちょっぴりリッチに」なんて時向きかもしれません。 なんたって7つも食堂があるんですから、一つぐらいハイエンドなのがあってもいいかも。

シスコのジョン・チャンバースCEOは毎月その月が誕生日の社員を食事会に招待してくれたりと、中々気さくな方だそうです。 

金子さんは高校と大学をアメリカで卒業された後、日本で就職され現在はシスコの本社でファイアウォール関係の製品サポートのお仕事をされていらっしゃいます。 食事のあと、ヘッドクォーターがあるビルの一階にあるショールーム「エグゼクティブ・ブリーフィング・センター」に展示されているシスコ製品を見ながら、編集長にもわかり易くいろいろと説明してくださいました。

シスコ社はいわゆる「トータル・ネットワーク・ソリューション・プロバイダー」だそうで、これだけだとなんのことやら曖昧な感じもしますが、コンピュータのネットワークトラフィックの交通整理とセキュリティに必要な機器を初めとして様々な製品をインターネットが普及し始めた当初から世に送り出しています。 最近では LinkSys を買収したので、電気屋さんでシスコのロゴマークを目にされた方もあるかもしれません。 オフィス内のLANから広域のネットワーク、インターネットまで様々な情報が世界中に蜘蛛の巣のように張り巡らされたネットワークを経て通信するなか、その要所要所で交通整理をしたり、不正アクセスを防止するための関所のような役割をしているのがシスコ製品たちです。 編集長が更新した地方版をみなさんのコンピュータで見る過程でも、そのデータは目に見えないところでたくさんのシスコの製品を通っているわけです。

本日のメニューから:
ターキープレート $6.25
パン       $0.65
ドリンク $0.25

ご馳走様でした。


2004年03月19日

cafe3.jpg 社員食堂お邪魔企画第3回は、レッドウッドシティーにあるオラクルの本社キャンパスにお邪魔してきました。 今回ご案内頂いたのは同社で国際税務を務められている Grace Chu さんです。 ご協力ありがとうございました。

 オラクルといえば、編集長が密かに憧れているあのラリー・エリソンのオラクルです。 ガルフストリームやセスナを所有し自ら飛行機を飛ばすかと思えば、豪華ヨット Sakura号を所有し世界のヨットレースにも参戦。 車のコレクションも半端ではなく NSXを4台持っていたり、フェラーリをこれまでに2台「スピードの出しすぎ」で潰した経歴があったり。 同じハイテク成金でも、ここまで気持ちよく贅沢をして豪華な生活をエンジョイしつつ、アメリカで2番目に大きなソフトウエア会社を経営する姿を尊敬しています。 日本文化に強い興味があり、ウッドサイドの自宅は日本以外では最大の日本式建築物とも言われているそうです。

 レッドウッドシティのマリーンワールド跡地に建てられたオラクルのキャンパスは、人工池を中心に6つの円形のビルとその周辺に散らばるビルから構成され、それぞれのビルに社員食堂が用意されているほか、花屋、ジム、ネイルサロン、マッサージ施設などもあるそうです。

 社員食堂はそれぞれの建物で趣向が違っていて、インド料理から日本料理(風)、中華、イタリアン、アメリカン、地中海料理など、同社で働く色々な国からの社員が好みのスタイルを選んで食事をとることが出来るようになっています。 しかし、有り勝ちな話ですが日本人にとってはちょっと”?”な日本料理だったりするようで、日本人以外の方は結構和食食堂にも入っていましたが、あまり日本人にはお勧めできないとのことです。 外国の料理を自国流に取り入れるのはどこの国でもあることですね。 

 これらの社員食堂は一部を除いて外部からの出入りが自由なため、オラクル周辺にオフィスを持ちながら、社員食堂の無い小規模な会社の社員などが昼飯に利用することもあるそうです。

 今回ランチに頂いたのは、グレイスさんが「お客さんを連れてゆくには一番無難」とお勧めのビルディング300の社員食堂で、サイズも料理のセレクションも最も大きいそうです。 中ではパスタコーナー、魚・肉のグリルコーナー、ベーカリー、サラダバーなどを選ぶことができます。 グリルコーナーではショーケースの生肉、生魚から注文して目の前で焼いてもらうことも出来ます。 今回、頂いたのはパスタコーナーから、本日のパスタ(ラザニア)と茄子のサラダにガーリックトーストがついて $6.98。 手違いでテイクアウト用のボックスに盛られてしまいました(写真)。 食後のコーヒーはスモールカップが 69セントでした。

 オラクルというと大企業ではありながら、一般消費者向けの製品が無いためあまり何をする会社か知らない方も多いようです。 オラクルでは企業や政府向けの大規模データベースを専門とする会社で、1977年にラリー・エリソンが世界で最初のリレーショナル・データベースを登場させて依頼、他の追従を許さず金融機関、政府、航空会社を初めとするセキュリティと信頼性を最重要視するユーザを対象に常に最新のテクノロジを導入したデータベースを提供しています。

 食事の後、グレイスさんに他のビルの食堂やキャンパスを案内して頂きました。 食堂のメニューだけではなく、よく見るとビルの内装やタイルなど、それぞれのビルにテーマがあり贅沢かつお洒落に作られているという印象を受けました。

本日のメニューから:
本日のパスタ(ラザニア)と茄子のサラダ、ガーリックトースト $6.98
コーヒー(small) $0.60

ご馳走様でした


2004年03月17日

amber.jpg現在陪審員選びが始まっているスコット・ピータソンの妻子殺し疑惑裁判で、検察側の重要な承認となるスコットの元愛人、Amber Frey(写真)は現在妊娠八ヶ月。 裁判の進行状況によっては出産とスケジュールが重なり法廷で証言できない可能性も出てきている。 アンバーは妊娠していたレイシーさんが殺害されたとする2002年のクリスマス前からスコットと交際しており、殺害後も連絡を取り合っていたため、検察側にとっては重要な証人だ。 しかし、スコットと別れて半年もしない間に新しいボーイフレンドとの間に子供ができた彼女が証言台に立つことは、陪審員に対して「軽い女、信用できない」という逆のイメージを与えてしまう可能性も指摘されている。 アンバーさんはスコットが容疑者になっているのを知った後、警察に自ら連絡をして、自宅の電話に盗聴器をつけ、スコットとの会話を録音することで警察に協力した。 アンバーさんはスコットと知り合う前にも不倫関係で恋愛に失敗した経験があり、スコットを紹介される際にも今度は絶対既婚者には惚れるまいと決意し、スコットにも独身であることを確認していた。 そうして二人の交際が始まり、クリスマス前にはアンバーさんの一人娘の送り迎えをスコットに頼むほどの信頼関係となっていたが、友人を通じてスコットが既婚であることが発覚。 取り乱すアンバーさんに、スコットは「今は詳しく説明できないが、一月末頃までに妻を”失う”ことになる。」と説明し、クリスマスの前のパーティは二人で過ごした。 その後、スコットは家族でメイン州に旅行、続いてヨーロッパに出張とウソをつき、事件後警察の取調べを受けている間もヨーロッパからと偽って数回にわたりアンバーさんに電話をしていた。(By Julia Prodis Sulek / Mercury News)
■■しかしまあ、この事件の登場人物のみなさんは、演出家や脚本があるかのように物語を面白い方にもってゆこうとしますね。 これでアンバーの赤ちゃんの夫が捜査中に関係を持ってしまった検察官なってことになったらこれまたドラマですね。 流石にそこまではいかないか。 しかし、こんな裁判で重要な証言をするのは赤ちゃんの胎教には悪そうです。


2004年03月12日

サンマテオカウンティ裁判所で進められているスコットピータソンの妻子殺害容疑裁判の陪審員選びで、一時審査が終了し、1000人の候補者が約3分の2がそれぞれ何らかの理由で陪審員に適正ではないと判断され、候補からはずされた。 候補者の中には妊娠中の女性や学生など六ヶ月以上続く裁判に出席が不可能という理由で辞退を申し出たものも多い。 またこれだけの期間有給で仕事を休み陪審員を行うことに協力できない雇用者も多く、経済的理由からキャンセルを認められた人も少なくない。 個々の候補者がはずされた理由については明らかにはされていないが、すでに事件についての先入観を持ちすぎていて、「スコット=殺人犯」と決め付けているため弁護側から拒否された候補者もおおいようだ。 スコットの弁護士はサンマテオの住人はすでに強い先入観を持ちすぎているとして、再度裁判を別の地に移すことも要求しているという。(By Jessie Seyfer / Mercury News)
■■この事件について事前情報や先入観の無い12人の陪審員を集めるのは不可能に近いでしょう。 人里はなれて暮らしている人でも連れてこないことには、アメリカに住んでいる限りこの事件について耳にしたことが無いという人はいないかもしれません。 今度から、こういう裁判のためにテレビ、新聞のない刑務所のようなところに、ニュートラル陪審員をプールしておかなければいけませんな。


2004年03月12日

cafe2.jpg社員食堂巡り企画、第二弾の今回はグラフィックチップのメーカであるnVIDIA(エヌヴィディア)本社キャンパスの社員食堂、n'th street cafe にお邪魔してきました。 2年前にサンタクララ市の San Tomas に面した敷地に建てられた本社ビルはまだ新築の香りがしそうなハイテクビルです。 nVIDIAはコンピュータやゲーム機に搭載されているグラフィックプロセッサの製造メーカで、コンピュータのグラフィック処理能力を高めるグラフィックカードやマイクロソフトのXBOXにも搭載されています。

今回、nVIDIAの社員食堂を案内してくださったのは、同社でOEMプログラムマネージャを務める今野純さんです。 お忙しい中、編集長の個人的興味丸出しな企画にご協力いただきありがとうございました。

nVIDIA 社はシリコンバレーでも特に社員が熱心に働くことで有名で、San Tomasでその横を通り過ぎるとき、何時であろうとオフィスの明かりが消えているところを見たことがありません。 いわゆる不夜城ってやつですね。 忙しい時期などはシフト交代で24時間プロジェクトが稼動していることも珍しく無いそうです。 そんなモーレツ社員たちのエネルギーの源ともなるキャフェテリアですが、矢張り内容も充実していました。

ハンバーガー、ピザ、サラダ、パスタ、中華などの定番メニューに加え、その日のスペシャルとして寿司バーや風水メニュー(?)も選択可能。 忙しい社員のためにサラダバーと併設されているサンドイッチバーでは好きなパンにお好みの具を選んではさみ、お会計は重量で。 そのままオフィスに持ち帰って仕事の続きをしながら食べられるという合理的メニュー。 サンドイッチの具もローストビーフからターキーまで色とりどりでした。

今回、ご馳走になったのは 写真の Grilled Flank Steak Salad。 アボガドベースのドレッシングとジャガイモ、タマネギ、クルトンが乗せられたシーザースサラダに贅沢にステーキの切り身が乗せられてたったの5ドル。 nVIDIAでは社員は一食につき 5ドルまでは会社が負担してくれるそうなので、社員にとっては実質タダ! 2年前にこの新キャンパスに移る前はケータリングの食事で選択肢が少ない代わりに全額会社負担だったそうですが、こちらに移ってからは5ドルを超える分は自己負担に変わったそうです。 それでも、これだけ充実のメニューがほとんど5 ドル以下なので、文句ありませんね。 飲み物はソーダ、コーヒー紅茶が飲み放題で無料でした。

私はこのサラダに、今野さんいわく「日本から来たばかりの人にはあまりお勧めしていません」というニンジンのスープ(12ozカップで2ドル)を付けて合計7ドルの豪華ランチを頂きました。 ちなみにスープの方はとっても美味しかったです。 コールドでもいけたかも。

今野さんは、商社としてシリコンバレー駐在中にこちらの生活が気に入り、こちらで現地採用されたいわゆる「脱藩組み」でnVIDIAでは4年目、OEMプロジェクトを管理する OEM PROGRAM MANAGER という重要なお仕事をされています。 ハイテク音痴な編集長に丁寧にグラフィックプロセッサの仕組みと市場について説明していただきました。 最近では、パソコンの性能が高まるにつれて、アプリケーションへのビジュアル面の要求も高くなり、CPUへの負担を軽減するために多くのグラフィック描画機能がグラフィックプロセッサへ依存してきているそうです。 すなわち、昔は三次元の物体を画面でクルクル回そうと思ったら、影や反射の処理をCPUが一生懸命計算して描画していたのを、最近では「こういう物体をこういう角度で回すから、よろしくね」とCPUにお願いされると、nVIDIAのグラフィックプロセッサが「はいよっ、後はまかせときなっ!」と残りの処理をやってくれるわけです。 便利ですねー。 私もそんなコプロセッサが欲しい今日この頃。

本日のメニュー

Grilled Flank Steak Salad $5.00
Carrot Soup (12oz) $2.00
Iced Tea $0.00 (free drink)

ご馳走様でした。


2004年03月09日

上のリンク先からサンマテオのピータソン事件陪審員候補に宛てられた全23ページのアンケートを閲覧(PDF)することができます。 この質問は第一段階で、内容により次の個人インタビューへ進むそうです。 なかにはかなりパーソナルな質問もありますが、最初のページで「全ての質問に本人が正直に答えること。 不正確な回答は陪審員法による罰則の対象になります。」 しかも「あなたの回答およびアンケートは公共のレコードであり、極秘扱いはされません」だって。 目に留まった質問を2,3:
Q11. 宗教への信仰について。 あなたは自分の信仰のつよさについてどれくらいと考えていますか。
a. とても強い b. まあまあ強い c. 普通 d. 余り強くない e. ぜんぜん
Q16. あなたはいまままでに何回結婚し、何回離婚していますか?
Q23. あなたか、あなたの親族、近い友人が子供を失ったことはありますか?
Q26. 浮気について何か意見がありますか? あれば説明してください。
Q42. あなたは職場で社員を雇用・解雇する権限をもっていますか?
Q45. 車にバンパーステッカーを貼っていますか? YESの場合、何のステッカーか説明してください
Q48. これまでに下記のアクティビティに参加したことはありますか?
 a. ハイキング b. ゴルフ c. 海釣り d. 川釣り e. ボート
Q58. あなたが良く見るテレビ番組を全て教えてください
Q59c.あなたが良く訪れるインターネットのページを教えてください
....(まだ半分だけど疲れた)という感じで延々と個人的な質問が続きます。 


2004年03月05日

scott6.jpg
スコット・ピータソンの妻子殺し疑惑の裁判で、公平な判断ができると認められる陪審員12人と補欠8名を選ぶためのインタビューが今日から始まった。 初日の今日、陪審員候補として裁判所に呼ばれたのはサンマテオ・カウンティに住む200人。 候補者選びは来週も続けられ、総勢1000人が検察・弁護双方の陪審員コンサルタントからのインタビューを受ける。 インタビューでは、これまでのピータソン事件報道により、事件や関係者について偏った考えを持っていないかを吟味する。(By Julia Prodis Sulek and Jessie Seyfer / Mercury News)
■■ニュートラルな立場から公平に判断の出来る人とはいっても、実際のところ双方少しでも自分に有利な陪審員を揃えたいわけで、なかなか最終的な12人の合意に達するのは難しいでしょうな。 でも、選ばれれば一躍有名。 後で体験記の出版などもありうるとなれば、候補者の方もなんとか選ばれようと頑張っちゃうんでしょうか。 この場合、あまり予備知識がないことが条件ですから、本当は興味があって選ばれたい場合「ピータソン事件? なんすかそれ? あまりテレビを見ないものですから・・・」なーんていうのが模範解答かな。


2004年03月03日

ピータソン裁判の判事は検察側が用意したスコットと愛人アンバーとの電話の会話の盗聴テープ及び、レイシーさんの匂いを嗅ぎ分けたとする犬の記録をそれぞれ証拠物件と認め、陪審員の前で発表することを許可した。 
■■犬の嗅覚が人間より優れているのは誰もが承知ですが、それを殺人事件の証拠として利用できるかどうかは、ピータソンの弁護士でなくても疑問に感じるところでしょう。 犬が宣誓を行ったうえで証言するわけではないので、結局トレーナーが犬に代わって犬の行動を説明、その犬の嗅覚がいかに確実かどうかを説明するのでしょうが、どうなんでしょう。 これを認めたら、すごく霊感が強いネコとか、上空1000mから犯行現場を目撃していた鷹とかがどんどん裁判に現れてえらいことになりそうな。


2004年03月02日

状況証拠的には限りなくクロに近いが、物的証拠が少なくまたマイケルジャクソンと掛け持ちで手がける敏腕弁護士により展開が注目されているピータソン裁判だが、一部の物的証拠について今日裁判で判断が下される。 ひとつは、スコットのボートからレイシーの匂いを犬が嗅ぎ分けたのは証拠として通用するか。 もう一つは警察がレイシーさん失踪直後にスコットの携帯と自宅の電話に仕掛けた盗聴器から得られた情報だ。 この盗聴器により、失踪直後スコットが愛人のアンバーさんと、元弁護士に何度か電話していることが分かっているが、盗聴器による情報は証拠能力が無い上に、弁護士と顧客の会話は法律で守られなければならない。 検察側は盗聴から得た情報は証拠として利用していないし、弁護士との会話は相手が弁護士だと分かった時点ですぐに録音を切っている。 一件だけ、機械の故障により録音されてしまった会話があるが、内容は確認せずに消した、としている。 しかし弁護側は盗聴によって得られた情報が間接的に使用されているとして、盗聴器を仕掛けたこと事態を問題としている。
■■なんかまた、アメリカお得意の 「真実を求めるための裁判」ではなく、「裁判に勝つための裁判」 になってきましたね。 さすが敏腕弁護士。 スコットの潔白を証明するより、検察側の捜査と証拠能力の落ち度を指摘してきました。 弁護側に有利な証言をする予定だった唯一の目撃者のおばあちゃんも亡くなってしまったし、泥沼化必至ですな。